「広報さっぽろ」の9月号が配布されましたが
最初のページをご覧になりましたか?
動物管理センターの様子、職員がどのように毎日
殺処分をなくすために努力をされているか。
そして小さな命を救うために頑張っていらっしゃるボランティアの
方達の事も書かれています。
そして、10/1から施行される
『札幌市動物の愛護及び管理に関する条例の制定について』が
簡単にわかりやすく記載されています。
ぜひご覧になってみてください。
最後のページには動物を飼っている方・飼いたい方へというタイトルで
いくつか記載されています。
その中でも非常に重要なことが書かれています。
ひとつだけ抜粋します。
動物の習性を理解し、餌やりや運動、休息などをさせて
動物らしく生活できる環境をつくる
犬や猫をペットショップや譲渡などでおうちに迎え入れる方が
多いと思います。
最近は異なる純血種をかけ合せた犬も多く店頭で
見かけます。
最近ある獣医の先生がペットショップで見かけた仔犬は
父がアメリカンピットブル、母がアメリカンピットブルとブルドッグのMIXという
組み合わせ。
しかもその仔犬のケージには
・ 飼いやすさ:初心者でもOK
・ 散歩:30分2回
・ お手入れ:とっても楽
・ 抜け毛:とっても多い
このように書かれていたそうです。
アメリカンピットブルってどんな犬かご存じですか?
この犬種は飼い主さんがきちんとした意識をもって訓練できないと
難しい犬種です。
体重もあります。
純血種同士から生まれた子がいいところだけを受け継ぐとは
言い切れません。
親のよいとこだけ受け継ぐ子もいれば、悪いところだけを受け継いで、
更に問題点を持って生まれてくる子もいます。
どうか、これから新しくわんちゃんや猫ちゃんを迎え入れる方は
外見だけで判断するのではなく、その動物がどんな性質をもっていて、
どのような病気が多いのか。
運動量などもきちんと調べてよく考えてから迎え入れてください。
ペットショップの店員の言葉、表記されていることすべてを
鵜呑みにするのではなく、ご自身でも十分に調べてください。
ミニチュアダックスはお散歩させなくていいです、と言われたという
飼い主さんもいらっしゃいました。
とんでもないです!
ハウンドドッグですよ?
散歩がいらない犬種はないです。
お散歩がただの運動だけだと思わないでください。
外のニオイを嗅ぎ、他の犬のニオイを嗅ぎ、そして車の音を聞き
子供の声を聴く。
そうやってたくさん学習するのです。
また、「娘(息子)が飼った子なんだけど、飼えなくなってうちに
置いていったんです」
このセリフをおっしゃる飼い主さんも多いんですよ。
なんと優しいご両親なのか…と思います。
引き取るのなら、特別な事情がない限りは今後その子にかかる
費用すべてを娘さん・息子さんに請求して、せめて金銭面だけでも
生涯面倒みてもらうべきではないでしょうか。
飼い主の体力・年齢・家族構成もきちんと考慮したうえで訓練への
高い意識を持った方が動物を迎え入れるべきと考えます。
殺処分ゼロを目指して-
動物と人、みんなが幸せに暮らせる街を目指していきたいですね。
「動物の愛護及び管理に関する条例」について