犬よりも猫の方が飼いやすい、そんな話をよく聞きます。
散歩しなくていいからでしょうか。
シャンプーしなくていいからでしょうか。
私は、猫ほど難しい動物はいないのではないかと思っています。
もちろん犬が簡単に飼えるといっているわけではありません。
もし、おうちのにゃんこが投薬をスムーズに行えて
問題行動もなく、爪切りも嫌がらず、決められた食事をきちんと食べる子なら
その子は最高に素晴らしい子なのです。
現在にゃんこをひとりだけで飼っていらっしゃって、今後もうひとり
寂しそうだから迎え入れたいと考えている飼い主さんに
ぜひお伝えしたいのは…。
毎日必ずそれぞれの子の健康状態をチェックしてください。
100%の愛情を分割するのではなく、どの子も100%にしてください。
適正体重を必ず知ってください。
猫は何キロ、ではなく、その子の骨格で適正体重は変わります。
20歳の女性で身長150センチの人もいれば、170センチの人がいるように
1キロのチワワがいれば5キロのチワワもいるように
猫にもいろんな子がいます。
決められた量の食事を残さず食べているか確認してください。
他の子のごはんを食べてしまうんです、というセリフは後に笑いごとではなくなります。
おしっこ・うんち・飲水量を毎日チェックしてください。
そして、このうんちはこの子のだ、このおしっこの位置はこの子のだと
排泄物から誰がやったのかわかるくらいスペシャリストになってください。
それくらい、猫はきちんと変化を見つけてあげてくださいね。
これから迎える方も、すでにおうちの素敵な家族の一員として過ごして
いる方も。